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「考える力」と「感性」が求められる時代の歩み方とは

この記事を読むのに必要な時間は約 7 分 53 秒です。

目次

私がハーバードで学んだ世界最高の「考える力」/ 廣津留すみれ

廣津留すみれさんという方をご存じでしょうか?

大分の公立高校から、独学でハーバードに現役合格し、首席で卒業後、ジュリアード音楽院に入学し、これまた首席で卒業された方です。1993年生まれということで、私と同い年であるため、個人的にも、勝手ながら親近感を抱かせて頂いております。

廣津留さんは、ヴァイオリニストとして活躍する傍ら、音楽コンサルティングの会社を起業されて、音楽家と、経営者の顔を両立されています。

廣津留さんの書籍に触れるのは、2冊目となるのですが、今回、「考える力」の書籍については、若者だけでなく、ビジネスパーソン一人ひとり、また、経営者やリーダーがあるべき姿としても、参考になる部分も多くご紹介させて頂くこととしました。

この書籍のポイント

①「考える力」に向き合うための姿勢を知ることができる

②「考える力」を磨くうえでの他者との接し方を知ることができる

③「考える力」を仕事に活かすための姿勢を知ることができる

① 「考える力」に向き合うための姿勢を知ることができる

まず、「考える力」を磨くためには、日々自分とどのように向き合っていくのかがとても大切です。

変化が激しく多様性が進む現代においては、「この人にしか頼めない」スキルへの需要に応えるために、「どのような部分が他人と違うのか」というような、レア感をアピールしていくことで、目立つ存在になる必要があるからです。

そのためには、他人と違う意見の発信や、同じ意見だとしても自分なりの新しい視点を付け加えることで、

「この人なら、自分の抱える問題を解決してくれるのでないか」

という期待を生みだし、その存在価値を高めていくことが求められます。

私自身で言えば、仕事上の顧客面談やセミナー講師に加え、今皆さまが読まれているブログや、Twitterでの発信活動、 NewsPicks へのコメントなど、発信する機会を増やすことで、考える機会を量産しています。

廣津留さん も本書の中で、自己主張をする機会を増やすことで、考える機会を増やすことが大事だとおっしゃっていました。発信する機会を増やし、習慣化するというのは、ぜひおすすめします。

廣津留さんは、考える力を伸ばし問題解決力を身に着けるための2つの準備と4つのステップを大切にされているそうです。

問題解決力を身に着けるための2つの準備と4つのステップ

準備1:できるだけ多くの情報を集める
準備2:いつまでに解決すべきか締め切りを設定する

締め切りの設定は、大事ですよね。締め切り設定しないと、ついつい後回しにしてしまいがちですからね。

それでは、次に4つのステップについて、見ていきましょう。

ステップ1:ゴールを決める
ステップ2:中間目標を決める

中間目標は、明確な数値により、設定し、日々達成状況を確認しておくことが大切です。

ステップ3:タスクを書き出す

タスクは、当たって砕けろ精神で、とにかくたくさん書き出します。

ステップ4:「TODOリスト」に落とし込む

TODOリストへは、締め切りに対して、今日何をやらなければいけないのかを逆算し、落とし込んでいきます。

「なぜなぜ思考」を身につける

問題解決力を身に着けて、考える力を伸ばすための、自分の生活の中でのふとした疑問を見つけて、「すぐに調べる」のではなく、自分の頭で一度考えて、答えをだしてから、調べることで、「ひとりクイズ番組」を行い、考えることを習慣化していくのもおすすめとのことでした。

インターネット技術の発達により、「常時接続」され、インターネットが身近になってことで、「逆に考えなくなってしまう」という話は、「遅いインターネット」でも、語られていました。

「すぐに調べること」が「考える力」を低下させ、思考停止へと導くリスクを生むのではないでしょうか。

その点「なぜなぜ」と疑問を生み出すだけではなく、しっかり自分の頭で考えることもセットで行うことにより、「考える力」が磨かれていくということですね。

人間とAIの違う点を考えて、動いていく

人間がAIに対して、優れている点として、「感性」を刺激するアウトプットができるかどうか、や、脳の「ゆらぎ」(時と場合によって、答えを変えることができる)と点が挙げられます。

一方で、人間は、疲労度ややる気によって、パフォーマンスが変わるという弱点もあります。

疲労度は、しっかりとした食事や睡眠をとることで、回復することができます。

やる気は、適度な「締め切り」の設定や、「尊敬できるライバル」の存在が大切です。

ドラゴンボールの孫悟空とベジータの関係が、私は、やる気を刺激させあっている理想のライバル像と考えております。

「地球の危機」や、「仲間の危機」、「負けるかも知れない強敵」という「締め切り」もさることながら、「天才」と「エリート」という「尊敬しあえるライバル」関係があることで、果たして現段階での彼らの戦闘力は、最初の戦いの際の何倍になっているのでしょうか?

考えるだけでも、ワクワクします。

批判的思考を大切に

話が少しそれてしまったので、戻します。

自分の意見や主張を論理的に整理していくうえでは、一番危険なことは、自分の中での「思い込み」や「決めつけ」という偏見が入りこみ、間違った判断をしてしまうことです。

これを防ぐためには、自分を客観視し、自分の意見や主張を展開する前に、改めて「本当に正しいのか」と前提条件などを疑うことが大事ということでした。

人は誰でも自分会社のCEOであることを忘れない

自分が最終的にどう判断し、行動するのかを決めていくのは、自分自身です。

自分なりの判断を行うためには、自分と向き合い、真摯に対話することが求められます。

CEOとは、経営者のことですが、このCEOの対象になるのは、会社だけでなく、「個人一人ひとり」と考えるのが、「自分会社のCEO」という考え方です。

「自分を経営」していくうえでは、どんな理念と目標を持って、人生を歩むのかを設定し、自分なりの世界観を語っていくことが必要です。

まさに「自分の物語」ですね。

② 「考える力」を磨くうえでの他者との接し方を知ることができる

次に、「考える力」を磨くための他者との接し方について、触れていきます。

読書と対面のバランス

読書だけでなく、対面で人に会うことで、リアルタイムで刺激を受けることで、「考える力」や「感性」を磨く効果を高めるということでした。

これは、確かに納得で、読書でも、自分の価値観や視野を広げる効果はあるのですが、人とのコミュニケーションの中で、学ぶことはたくさんあります。

インターネットが身近になったことで、人と会い何を学ぶのかという姿勢も問われているということでしょう。

表現者(発信者)の極意

本書の中で、劇作家である井上ひさしさんの次の言葉が紹介されています。

「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを面白く、面白いことを真面目に、真面目なことを愉快に、そして愉快なことはあくまでも愉快に」

非常に深いことばですよね。

人に何かを説明する際に、専門用語を乱用するのは、説明する側としては、賢い気分に浸ることはできるかも知れませんが、受け取り手としては、ストレスが溜まります。

また、もし、専門用語の説明を求められる場合には、説明する時間というのは、お互いにとって時間の無駄です。

難しいことであればあるほど、やさしくわかりやすく語る姿勢が信頼性を高めると言えるのではないでしょうか。

難しいことをやさしく説明したりするためには、物事をあらゆる視点でとらえ、身近なことに関連づけて、「わかりやすいとは何か」「面白いとは何か」を「考える力」が試されます。

そういう意味では、他者とのかかわりの中で、「考える力」も伸びる可能性があると言えますね。

オープンマインドの大切に

他者とかかわるうえでは、自分の考え方に固執するのではなく、視野を広げ、他者の考え方も理解し、認め柔軟に取り入れていこうとする姿勢も大切です。

「スマート」な人を目指そう

イノベーションによる創造が求められる時代には、「問題解決力」のほかにも、問題を提議したり、見つけていくための「好奇心」、他者との関係性を強化するための「コミュニケーション能力」が求められます。

成績な意味での頭の良しあしではなく、物事に柔軟に取り組んでいくことができる人を目指していきたいものです。

③ 「考える力」を仕事に活かすための姿勢を知ることができる

最後に、「考える力」を仕事に活かすための姿勢について触れておきます。

「英語脳」と仕事

「英語脳」というのは、英語を学び、話せるようになりましょうということではなく、英語の考え方を仕事に取り入れましょうというものです。

英語には、初めに結論や主題を述べてから、その中身を具体的に語るというのは、最後まで読まないとわからないこともある日本語とは、違うところですよね。

「英語脳」を仕事につなげるうえで、大事な考え方が二つあります。

英語脳1:1段落につき、1つの考えや主張のみにする

1つの段落に、たくさんと書きすぎると、何が言いたいのかわからなくなってしまいがちです。読み手もしんどくなってしまいます。

英語脳2:導入⇒本論1⇒本論2⇒本論3⇒結論で語る

導入というのは、問題提議と結論を最初に語るイメージです。

そのうえで、その要点を3つのポイントに分けて、最後にもう一度結論を語るということですね。

リベラルアーツと仕事

何か1つのテーマを選んで、徹底的に突き詰める姿勢は、日本人にノーベル賞受賞者が多いように、研究熱心な日本人の得意分野ではないかと考えます。

もちろん、このような姿勢も大事なのですが、研究職ではなない限り、多様性が求められるこれからの時代には、1つのテーマを選んで突き詰めるよりも、複数の専門性を探求するほうが思考力も見分も人間性の幅も広げることができ、求められる人材へ近づくことができます。

あらゆる視野から知識を取り入れ、考えることで、「これは、あれと同じことではないか?」と関連付けする能力が磨かれます。関連付けするのは、楽しいというのもありますが、何より、人に知識を説明するときに非常に役立ちます。

”ぶれない何か”を持つ

「この人にしか頼めない」存在価値という最初の話にも繋がるものがありますが、「これだけは誰にも負けない」というものを一つ見つけると、自信にもなり、他者からの信用につながります。

私は、税務現場で、成功していく経営者を何人も見てきました。おおむね共通するのが、「圧倒的に努力していること」と、「一貫性」があることです。

「ぶれない何か」というのは、まさに「一貫性」の話ではないかと感じました。

自分の活動をコンパクトに説明できるようにしておく

自分の活動を説明する際や、自己紹介をする場合には、一辺倒の決まり文句で説明している方は、少なくないのではないでしょうか。

私も気をつけないとなと感じましたが、自己紹介をするにしても、やはり、相手の立場に立って、相手視点で考えることが大切です。

相手の背景や、職業によって、アピールする点や、アピールの仕方を変えていくことで、刺さる自己紹介の形をいくつも準備していくと、ビジネスチャンスをつかむ可能性を高めるということなのでしょうね。

「音楽脳」と仕事

音楽家の仕事は、楽譜通りに完璧に演奏するだけでなく、楽譜を基に、「自分なりの解釈」や「世界観」を音符に乗せていくことが求められます。

一流の音楽家であればあるほど、「あの人が演奏すれば、どうなるのか聞いてみたい」となるわけです。

このあたりの話は、恩田陸さんの小説「 蜜蜂と遠雷 」でも、学ばせて頂きました。

小説なのに、音まで聞こえてくる気がする不思議な作品で、恩田陸さんの表現力の高さも思い知ることができるお勧めの作品です。

なにより、音楽家の苦悩も知れて、本当に「自分がいかに音楽家という職業を理解していなかったのか」を理解する良いきっかけになったのを覚えています。

「競争の中でも選んでもらえる存在」を目指そう

選んでもらえる存在になるには、自分にはどういう価値があるかというブランディングをしていくことと、自分の仕事に対する姿勢を知ってもらう必要があります。

仕事への姿勢という意味では、どんなに小さな仕事であっても、自分の付加価値をどのように出していけるのかを考えながら、常に緊張感を持ち、対応することが大切です。

何事にも全力で取り組む姿勢を見ている人は必ずいます。

「あの人に頼めばなんとかしてくれるのでは」という期待が、信頼につながっていくのではないかと思います。

おわりに

いかがだったでしょうか?

本記事では、書籍で紹介されている59の習慣術から、私が感銘を受けたもののみを抜粋しているため、紹介しているのは、ほんの一部です。

廣津留さんに興味を頂けれた方は、前著「超独学術」も合わせて、ご確認頂ければ幸いです。「超独学術」は、どちらかと言うと、廣津留さんのこれまでを紹介している書籍であり、こちらも廣津留さんを知っていく中で、非常に勉強になることが多い書籍でした。

「考える力」と「感性」が大事という話は、変化が激しく多様性が求められる時代では、学校の成績よりも、どれだけの人を動かすことができるのかに価値が生む人材が求められているゆえんとも言えるのではないでしょうか。

私も、考える力を磨き上げるために、日々自分を成長させるために、地道に、仮説と検証を繰り返していきたいと思います!

ではまた!

まとめノート

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税理士 ヒロ

経営者、数字が苦手な方に寄り添い、税務の立場から支援したいという思いから税理士を目指し、20歳の時に税理士試験に合格しました。 その後、資産承継、事業承継に特化した税理士事務所に入社し、日々顧客の満足とは何か、自分の成長の形とは何かを追い求め、7年目に突入しました。 こちらのブログでは、私の日々の学びやアウトプットを記事として投稿しておりますが、会社経営をされる方、新規事業を考えられる方、事業戦略を考えている方の少しでも参考になれば嬉しい限りです。 私のアウトプットを通して、足りないと感じていた1ピースや、改めて見つめなおすべき1ピースを見つけ、考え直す場として活用頂ければと考えております。

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