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「遅いインターネット」から私が感じ取り、考えたこと

この記事を読むのに必要な時間は約 15 分 10 秒です。

以下の記事で、「遅いインターネット」の要約をさせて頂きました。

一言で言うと、「時代の変化に対する、民主主義への向き合い方になぞらえて、インターネットへの向き合い方を見直すための書籍」でした。自分の頭でしっかり考えることの重要性を再認識することになりました。

以下記事では、見開き2ページのノートへのまとめや、私が読むうえで、紐づけた前提の知識情報を織り込んだ記事となっておりますので、ぜひそちらを先にご一読されることをお勧めします。

そのうえで、ご留意頂きたいのは、本記事は、あくまでも私の感想であり、独り言である旨ご容赦頂けますと幸いです 。

目次

本記事のポイント

全体を通して感じたこと

映像作品に紐づけて価値観の変化について感じたこと

経済について改めて感じたこと

全体を通して感じたこと

「遅いインターネット」という作品からの提示

まず、何よりも興味深いのが、本書自体が、「PLANETS」への導線となっているのではないかということです。簡単でも難しいでもなく、「遅いインターネット」そのものが、「 気持ちのいい進入角度とほどよい距離感」の提示 というインターネットの理想的方法で、最終のプロダクトへ誘導しており、まさに、「コト付きのモノ」の「コト」にあたるのではないでしょうか。素晴らしいアプローチだと感じました!

「金持ち父さん」と「遅いインターネット」の紐づけ

少し前に大ヒットした「金持ち父さん貧乏父さん」も、「遅いインターネット」のアプローチと似ていましたよね。

資産や働き方に対して、強烈な風刺をすることで、特に若者のお金や資産への考え方を変えるきっかけになったのも事実でしょう。

資産についてあまり理解していない若者が、「金持ち父さん」に書いてたからと、「権利収入」を強調して、暴論を振りかざす姿勢は個人的に、あまり好きではありませんが、、、

そもそも「金持ち父さん」は、ロバートキヨサキ氏が、「キャッシュフローゲーム」というボードゲームをすれば、金融リテラシーが上がるという解決策を提示するための役割もある書籍だと考えています。

何冊かシリーズも読みましたが、「キャッシュフローゲーム」は、最強!みたいな感じになっている印象すらあります笑

少し難しいこととか、考えるきっかけを与えて、「もう難しくてわからなーい」という人に対して、「それでは、このゲームを」って感じな気もします。悪口ではないですよ笑

資産や事業をあまり理解していない人が、「投資信託をとりあえず買ってみる」とか、「権利収入は無敵」とか、「不動産を買ってみる」という姿勢は危険ではないかと感じております。

とはいえ、私も「金持ち父さん」に触れて、学びが無かったかというと、学びはたくさんありましたし、考えるきっかけをたくさん頂いた書籍でしたので、書籍そのものを批判するつもりはありません。

「金持ち父さん」についても、読者の一人ひとりが自分の頭でしっかり考える姿勢が大事であると思います。

「遅いインターネット」についても、「PLANETS」という解決策が提示されているわけですが、同じくくりとして考えるのかどうかも、読者一人ひとりの判断に委ねられるでしょう。

私が、個人的に一つ言えることは、「遅いインターネット」については、考えるきっかけがたくさんありましたし、難しい議題をわかりやすく解説し、無駄に不安を煽る書籍ではありませんでした。

現代のインターネットへの向き合い方に対して、問題提議を行っているという意味では、対象の違いはあるものの、現代的な「金持ち父さん」と言えるかも知れないですし、ベストセラーになる可能性もあると言えるのでしょうね。

プロダクトを持たざる者(解決策の提示がない人)は、ただの批評者

ビジネスへの導線の可能性を提示することから始まりましたが、私は、この導線に批判的であるかというと、全くそうではありません。

私は、むしろ、製品やサービス、解決策を提示しないものが、無駄に不安を煽ったり、さらに言えば、詐欺的な商品やサービスを解決策として用意したうえで、不安を煽る姿勢に対しては、あまり好意的ではありません。

正しい解決策を提示しながら、物事の前提や問題点を提示するのは、誠実な姿勢であると考えます。私も、Twitterやブログにて、情報を発信したり、 NewsPicks の記事に対してコメントを投稿することもありますし、誰かの投稿に、個人的な意見を申し上げることもあります。

その意見が、不安を煽るだけで、解決策がない発言になっていないかには注意しています。

問題提議なのか、不安を煽っているかどうかは、非常に難しい線引きだと思いますが、そちらについては、今後も気を付けていこうと思っています。

映像作品に紐づけて価値観の変化について感じたこと

私の心に突き刺さった映画

こちらでは、映像作品の在り方に紐付けで価値観の変化を考えていきたいと思います。

映像作品といっても、私たちの心に突き刺さる作品は、数多く存在しますよね。

私はそこまでの映画通ではありませんが、映画でいうと、「ファイトクラブ」と「何者」に初めて触れたときには、突き刺さるものがありました。

皆さんは、ご覧になられたことはありますでしょうか?

「何者」は朝井リョウさん原作の、現代の若者のコミュニティへの依存性の闇を描いた作品です。

「ファイトクラブ」は、少し古い映画ですが、ブラットピット主演の、「モノに縛られた人」や、「人との比較に執着してしまう人」を風刺しました。

なぜ、「何者」や「ファイトクラブ」は、私の心に突き刺さったのでしょうか?

それは、人が陥りやすい問題に対して、強烈なアプローチをしているからだと思います。

「何者」と「遅いインターネット」


「何者」は、「遅いインターネット」に近い部分があるかも知れませんが、Twitterの裏アカウントで、実は友達を批判していたとか、成績がいい人を裏では強烈に嫉妬していた、一人では何もできない登場人物、自分よりレベルが低いと考えることができる人間をみつけて安心したい人など、現代人の二面性を痛烈に風刺しました。

「遅いインターネット」の中でも、高度経済成長期の若者が、反乱活動という共同幻想から脱却したことで、家族という対幻想と、会社や社会という共同幻想での二面性を生み、ある種多重人格を歓迎する社会となったというような説明がされていました。

インターネット技術の発展により、コミュニティが増え、匿名性も担保できることで、より多重人格を歓迎される社会となっているとも言えるでしょう。

インターネットが何をするためにあるのか、を今一度見直す必要があるのかも知れませんね。

「ファイトクラブ」と「遅いインターネット」

次に「ファイトクラブ」について、考えてみたいと思います。こちらも、現代人の在り方を風刺した映画のように感じましたが、北欧家具をはじめとするモノに支配される主人公に、本質よりも量を求める姿勢を重ねましたし、

自分よりもピンチな人を見て安心したいという主人公の姿勢に、自分の内面的な弱さを重ねる形で、私は、映画に触れました。

「ファイトクラブ」は、格闘シーンでの痛みを感じることを重要視するなど「何かに縛られず、自分の人生を生きることとは何?」というのをテーマに描ききった作品ではないか考えていますが、見るたびに見方が変わる作品なので、定期的に見直さないとなと感じています。

「遅いインターネット」の中でも、自分の物語を日常に、という提案がありましたね。

何かに縛られることなく、「自分の人生を語ろう」という話は、どこか「ファイトクラブ」のブラットピットの顔を思い浮かべてしまいました。

正義の形の変容

映像作品からの価値観の変容ということで、ロボットアニメの話が「遅いインターネット」の注釈でも登場していたので、このあたりについて、私が感じたことをお話していきます。

それは、主人公、つまり正義が対峙する相手が変わってきているということです。

「マジンガーZ」と正義

私が、昔の「ロボットアニメ」でおおよそのストーリーを理解しているのは、「マジンガーZ」しかありませんでしたので、こちらについて、正義の形をまず考えました。

「マジンガーZ」が対峙する敵は、完全なる悪として描かれます。破壊行為や殺人行為などを行う相手が敵となります。

戦いの姿は、「退治」に近いですよね。勧善懲悪型と言えるでしょう。

「機動戦士ガンダム」と正義

次に、「機動戦士ガンダム」です。「ロボット」ではなく、「モビルスーツ」ですよね。理解はしていますよ笑

私は、「ガンダム」シリーズが好きなのですが、その中でも一番好きなキャラといえば、「 シャア・アズナブル 」です。「ガンダム」シリーズでは、「 シャア・アズナブル 」の出生や、「 シャア・アズナブル 」に至るまでの過程も提示されているわけですが、その姿を見ていて、時には、もちろん卑劣な行為や残虐な行為には、手を染めるものの、そこまでさせる本質的な原因や、出生からの状況まで見せられていると、果たして、完全な悪なのか?と考えてしまいます。正義とは言わないまでも、誰しもが陥る可能性があるのではないか?という疑問が芽生えてしまいます。

地球という星から見れば、「正義と悪」の戦いではあるものの、ある種「正義と正義」の戦いであるようにも感じます。「退治」ではなく、「戦争」という表現が使われているように、当事者は、自分自身では正しい、自分が正義と思っているからこそ、「戦争」が起きてしまうわけです。

日本史での関ケ原の戦いや、幕末でも同じように、「勝てば官軍」となってしまうのが、「戦争」の姿です。その点感情論となる部分もあり、合理性を欠いた判断も多くなってしまいますよね。

「新世紀エヴァンゲリオン」と正義

「ロボットアニメ」と正義の最後は、「エヴァンゲリオン」です。

「エヴァンゲリオン」が戦う敵は、完全なる謎です。地面を掘り進める敵がいたり、破壊行動をするだけの敵がいたり。謎であるからこそ、より、恐怖性は高いですよね。

人は、知らないことや理解できないことには、不安や恐怖を感じるものです。

裏設定や考察などは、用意されているものの、作品の中での、具体的な説明はありません。

自分の頭で考えて楽しんでくださいスタイルです。

ある種携帯電話から「説明書」を無くしたiPhoneのアプローチに近いですよね笑

結論や背景の説明を完全には、用意しないことで、想像力によりいくらでも広げることができるため、一定層のファンや根強い人気があるのだと思います。

「遅いインターネット」の言葉を借りれば、拡張現実的アプローチだと、私は思います。グーグルが提示した、ツールは与えるので、あとは使える人だけ(考えられる人だけ)考えてくださいというアプローチにも近いですよね。

そういう意味では、「エヴァンゲリオン」は、グローバルなデジタル企業のアプローチに近いのかも知れません。そのうえで、しっかりとエロいシーンやイケメンキャラ、名言シーンも準備することで、ファンの囲い込みを忘れていないのも、素晴らしいと思います。

話が少し脱線しましたが、「エヴァンゲリオン」の敵は、謎であるため、地球的に見れば、明らかに「エヴァンゲリオン」側が正義なのですが、大局観で見れば、 もう誰が「正義」なのかも、わからないという着地になります。考察はあるものの、「エヴァンゲリオン」がどのように誕生したのかも、具体的な描写がないため、 「謎VS謎」の戦いと言えるのではないでしょうか。

私が言いたかったのは、「誰が」「何と」戦っているのか、もう、わからないという着地が、現代的と言いますか、今のインターネットの向き合い方そのものではないかと感じました。

インターネットのコミュニティやゲームでの活動に際して、「何のためにそんなことするの?」「その行動って人生に価値があるの?」と聞かれても、絶対的な正論で即答できる人は少ないのではないでしょうか。

私たちが、日々投稿するのは、いったい何と戦っているのでしょうか?

「エヴァンゲリオン」でも、思春期の自分との葛藤が描かれるように、今のインターネットコミュニティ利用者は、自分と戦っているのかも知れませんね。

そういう意味では、「遅いインターネット」の自己幻想からの自立という話ともつながるというわけです。

正義とは何か【 対比される「ジョーカー」像 】

「バットマンシリーズ」のジョーカーと正義

「遅いインターネット」の注釈で、バットマンの「ジョーカー」像の違いを、価値観の変化の一例として、紹介されていました。

どちらの「ジョーカー」についても、悪を提示することで、逆説的に、「正義とはなにか?」を提示していますよね。

こちらについても、考えました。

まず、「バットマンシリーズ」におけるジョーカーについては、ジョーカーが出来上がった経緯というよりも、ジョーカーを完全なる悪として、「バットマン」の正義を明確にしました。完全なヒーローものです。

ロボットアニメの話に戻れば、「マジンガーZ」の提示に近いでしょう。

「ジョーカー」におけるアーサー(ジョーカー)と正義

一方で、2019年の「ジョーカー」におけるアーサー(ジョーカー)については、ジョーカーがどのようにできあがったのか、精神病患者であった主人公が、テレビのコメディーで脚光を浴びる妄想、自分のことを理解してくれる恋人がいるという妄想を抱えながらも、 アーサーが生きる社会では、経費削減により、精神病患者を見捨てるという判断がされ、切り捨てられてしまう描写があります。

しかも、アーサーは「笑いだしたら止まらない持病」を抱えることで、人からは関わってはいけない人と煙たがられるシーンすらあります。

このような社会に対して、ピエロメイクを施すことで、自分という個をいったん封印して、アルバイトにより、生計を立てて、真摯に母親の介護に努めていましたが、このアルバイトもとあることをきっかけに解雇されてしまいます。

なお、アーサーの母親も、とある妄想(?)を抱えていたりと、この映画では、「妄想が起こす闇」がテーマとなっているのかも知れません。自己幻想の危険性と言ったところでしょうか。

アーサーは、拳銃を手に入れたことで、アーサーを馬鹿にする若者や、アーサーを見世物にして、馬鹿にしたかっただけだろうという苛立ちから人を殺してしまいます。

総括すると、時代に取り残され、自己幻想を抱え、表現する場所を失ったモノが、武器を手に入れることで、違った形であっても、脚光を浴びようとするということですよね。(最後に、アーサーは、祭り上げられるというシーンが挿入されています。)

自分に対する不満や苛立ちを抱える人間は、狂気に目覚めると、暴走してしまう危険性があるということですね。

このあたりは、女性とのトラブルから、政治家殺害という悪に染まってしまう弱さを描いた「タクシードライバー」にも近いところがあります。

「ジョーカー」と「遅いインターネット」

この着地は、

・民主主義の危険性(グローバルへの変化や現実から目を背け、見たいものだけを見ようとして、フェイクニュースを信じようとする動き)⇨少数の意見や存在、現実を無視したらどうなるのか?

や、

・インターネットの匿名性という武器を手に入れ、炎上商法により、脚光を浴びようとする人たち

への風刺としても、受け取ることができるのではないでしょうか?

私たちは、「武器」にも、「便利ツール」にもなるインターネットに対して、どのような距離感で接していくのかを考える必要がありますね。

ここでも、何者かになりたいという自己幻想と、どのように向き合うかが問われているといえるでしょう 。

③SNSやメディアの在り方について感じたこと

SNSとの距離感

SNSは、発信ツールとして非常に便利です。便利だからこそ、「言葉の武器」にもなりますし、柔軟性が高いからこそ「価値のない発信」や「不安を煽るだけの発信」をしてしまう可能性すらあります。

改めて、私が勉強している理由も含めて見つめなしてみようと思いました。

「活躍」の定義

活躍の定義については、「遅いインターネット」の要約記事でも触れましたので、改めてリンクを張っておきます。

改めて触れておくと、

私は、「活躍」とは、「自己実現」であり、「どれだけの人を動かすことができるようになったか」であると考えております。

他人の意見を流用したり、社会的に価値のない情報を発信したり、いいねの数を集めることが全てではなく、価値のある情報発信により、再生回数やいいね!、閲覧数を積みあげるのは歓迎されるべきですが、煽り動画や煽りツイートが歓迎されるべきなのかは疑問です。

なお、人を幸せにしたり、ほっこりさせるプラス思考の投稿や笑顔になる投稿、本当に求められている近況報告まで、否定したいわけではなく、「悪意」や「故意」のある情報発信で人を誘導しようとするのは、やめましょうということです。

フォロワーは、量なのか?、それとも、質なのか?

この議論、よくされますよね。

私は、「質」だと考える立場ですが、本質的なところで言えば、大事なことは「どちらか」ではないと思います。

先に、どちらを優先するのかはもちろんあると思います。フォロワー数を増やさないと、正しい情報を発信し続けても、誰に見られることもなく、「ゴミ」に埋もれてしまいます。

正しい発信を続けていれば、フォロワー数は絶対的に増えるのか?というと、そんなことはないでしょう。

インターネットコミュニティは、フォロワー数が影響力の大半を占めるという性格もあるでしょう。

そういう意味では、できる限り正しい情報と合わせて、笑顔になったり、ほっこりしたり、役に立つ情報を発信して、ファンを支えられる形で、フォロワー数を増やした後に、より真摯な姿勢を継続することで、正しい在り方により、相手の立場に立ち、世の中の役に立つ情報を発信し続けることで、自分のために動いてくれるフォロワーさんの数(「質」と表現します)を高めていくのが良いのでしょう。

フォロワー数を増やすことは、あくまで手段であり、目的になってはいけないというのは、意識すべきだと思います。

フォロワー数が少ない私が言うのも、どこか、ひがみみたいで、変な感じもしますけどね笑

つまりは、影響力を持ちたいなら、「質」も大事だけど、「量」の確保からアプローチしましょう。ということです。

「量」の確保についても、発信の「質」や、ターゲットの選定はしっかりとすべきだと思います。

「量」だけにこだわると、後々「質」を高めていくのは大変ですからね。。。

このあたりは、ターゲットのみにフォーカスして、ニッチな市場を責めた後に、拡大していく「ボウリングピン戦略」や局地戦で戦う「ランチェスター戦略」とは、少し違うところがあるのかも知れませんね。

もちろん、インフルエンサーに役立つ情報を提供し続けることで、助けてもらうというような意味では、「ボウリングピン戦略」や、

ニッチな分野で発信を行い、インフルエンサーに見つけてもらうという「ピコ太郎」の「PPAP」的視点(実際には、段階的に戦略を設定していたそうですが)で、「ランチェスター戦略」を展開するという活用方法もあるでしょう。

戦略論を語り出せばきりがありませんが、結局は、個人個人の使い方であり、インターネットもフォロワー数を増やすことも手段でしかないことを忘れてはいけないと思います。

日常に、「自分の物語」をつくるために【「自己幻想」からの自立】

自己幻想からの自立は、本当に難しいですよね。できれば、自立したいところですが、常時接続されたインターネット社会の中で、ビジネス展開を考えていくうえでは、情報発信や自己主張の重要性からは目をつぶれません。

そのうえで、自己幻想からの自立という意味では、旅行などの体験を自己満足や承認欲求から投稿してしまうことだけでなく、「自分は情報強者だ」「勉強しているから知識がある」という態度で自己主張を行い、誰も求めていない情報であるにもかかわらず、

「知識をひけらかすだけ」になっていないかも気を付けないとなと思います。

アピールをするための自己主張と知識のひけらかしの線引きは非常に難しいと思いますが、受取手のことも考えた情報発信をすることが大事であると考えます。

私も、読書や勉強は好きでしているだけですから、決して奢らず、謙虚に向き合い、

「知識は武器にもなるが、乱用するのではなく、潤滑剤として使う」という姿勢を肝に銘じなければいけません。

知らなくて当たり前と表現すると、

「受取手を馬鹿にしているのか」

と怒られそうですが、ある種それぐらいの姿勢で、発信する丁寧な姿勢が問われているのではないかと感じております。

メディア

最後に、メディアの在り方について、感じたことを触れていきたいと思います。

「カメラを止めるな」の展開力 メディア変化の威力

「遅いインターネット」にあるように、メディアは、「文学」から「映画」、「映画」から「テレビ」、「テレビ」から「インターネット」や「SNS」へと、メインとなる媒体が変化し、多様化しています。

私が、メディアの変化を考えたときに、真っ先に思い浮かんだのが、「カメラを止めるな」の展開力です。私も、「SNS」で情報を受け取って、映画館へ足を運んだ一人でしたが、その当時同窓会などで、「カメラを止めるな」について発言した際には、「マイナーな映画を見る変人や変態」のような扱いを受けました笑

その時点でも、既に、「SNS」の中では、話題沸騰といった感じでしたが、「SNS」を日常的に使う人と、あまり使わない人で、ここまでの差があるのかと実感したものです。

それにしても、「変態」なままでは終わらないと思っていたものの、「SNS]から始まった波が、全国的にここまで波及するのかと正直驚いたのも事実です。

SNSの展開力はここまで来ているのかと感じました。

「カメラを止めるな」と、インターネット上の発信者の在り方について

本当に面白い作品や、本当に役に立つ製品やサービスを生み出して、そこにさらに世界観を乗せることができさえすれば、あとは、SNSならでは口コミや展開力が威力を発揮するということですね。

なにしろ、SNSでの口コミ展開は、発信元からすれば、「無料」によるアプローチであり、高い広告宣伝費を払う必要もありません。なにしろ、「カメラを止めるな」は、低予算での撮影も話題の一つとなったわけですが、低予算だからこそできるアプローチとして、うまく、「SNS」ならではの、

「知っている人は、知っている」「おしゃれの人はもう触れている」という価値観をうまく刺激し、世界観を届けたなと感じました。意図的かどうかは置いておいて、かなり戦略的ですよね。

「タピオカドリンク」についても、似たようなことが言えると思います。

個人的な偏見ですが、どこかのおしゃれモデルさんが、テレビか雑誌かSNSにて、発信し始めたのではないでしょうか笑

「映える写真」を取ることができるというニーズも囲いこむことで、展開することができた事例と言えるでしょう。

インフルエンサーの発信は絶大な力を持ちます。「カメラを止めるな」も「業界人の中での話題作」として、広まっていたように記憶しています。

私たちは、インターネットコミュニティでの影響力、特に、発言に責任が伴う立場になればなるほど、よりその展開力や、発信の向こう側に目をむけ、慎重に考えて、発信する必要があるのではないかと感じました。

テレビもインターネットも影響力【メディアや発信者の在り方】

テレビCMに莫大なスポンサー費用が注がれることでわかるように、受動的メディアである「テレビ」の影響力は、今も絶大にあると思います。

その「テレビ」で、「やらせ」や、「うがったモノの見方」や、「フェイクニュース」、「生活にあまり意味がなく、人に石を投げつけるだけの情報」などが発信されることもあります。

テレビの広告費の話でも分かる通り、スポンサーがお金を出さなければ番組は成立しないために、有名人の印象は非常に大事になってきます。

その人が出演している番組にスポンサーとして参加していたら、企業イメージを損なうと言われてしまいますからね。

このような事態を招いてしまうのも、「有名税」などと言われることもありますが、最初に、「人に石を投げつけて、お金儲けをしよう」と考える人たちがいるからではないでしょうか。

「犯罪」はどうかと思いますが、不倫や浮気をしていたとしても、その人の輝く才能や、励みになる言葉を待っているファンの存在を無視した、自己中心的というか自己幻想的な発想で、社会という共同幻想にかかわっている証拠と言えるのではないでしょうか。

このような自己幻想からも自立して、本当に社会的に価値のある情報発信があらゆるメディアにて問われているのではないでしょうか。

インフルエンサーかアンバサダーか

最後に、インフルエンサーなのかアンバサダーなのかという議論についても考えてみました。

アンバサダーとは、D2Cでも話に上がったかも知れませんが、依頼者の世界観をよく理解し、長期的な目線でのファン、本当の意味でのファンである発信者をイメージして頂ければと思います。

つまりは、フォロワー数による量的影響力か、アンバサダーによる質的影響力のどちらに頼るべきかというような議論ですね。

インフルエンサーは数で上回るものの、一過性のブームにしかならず、アンバサダーは、長期的な支持を受けることができるのではないかという話ともいえます。

これは、フォロワー数の量か質かの話とは、本質的に同じだと思いますが、まず、企業側がどのような価値観を大事にしているのか、そもそもインフルエンサーやアンバサダーの影響力はどの程度なのか、どのようなツールで発信を行ってもらうのかにもよって、変わるでしょう。

また、本当によい商品やサービスであれば、一過性のブームであったとしても、広く知れ渡れば、長らく支持されるはずです。インフルエンサーが、競合の商品を発信し始めたらわかりませんが、それでも本当にいい商品であれば、支持し続けられるはずです。

そういう意味では、宣伝方法も手段でしかないことをしっかり意識し、真に集中すべきは、どれだけの価値がある商品やサービスを生み出せるのか、自社にとってのイノベーションの可能性はないかと日々自己研鑽する姿勢のほうが、大事と言えるのではないでしょうか。

マネジメントの話をし始めるときりがありませんので、このあたりで切り上げさせて頂きます笑

おわりに

いかがだったでしょうか。

改めて申し上げておきますが、本記事は、私の感想であり、独り言です。

独り言にもかかわらず、ここまでお読みいただき、本当にありがとうございます!

是非、みなさんも「遅いインターネット」に触れ、ご自身の価値観と紐づけて考えて見られるこをお勧めします。

考えることが多い作品だからこそ、すっきりすることができますよ!

もし、差し支えなければ、皆さまの感想を、Twitterでも、Instagramでも、DMでも、この記事へのコメントでも構いませんので、聞かせて頂ければ嬉しい限りです1

非常に楽しみにしております!

ではまた !

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税理士 ヒロ

経営者、数字が苦手な方に寄り添い、税務の立場から支援したいという思いから税理士を目指し、20歳の時に税理士試験に合格しました。 その後、資産承継、事業承継に特化した税理士事務所に入社し、日々顧客の満足とは何か、自分の成長の形とは何かを追い求め、7年目に突入しました。 こちらのブログでは、私の日々の学びやアウトプットを記事として投稿しておりますが、会社経営をされる方、新規事業を考えられる方、事業戦略を考えている方の少しでも参考になれば嬉しい限りです。 私のアウトプットを通して、足りないと感じていた1ピースや、改めて見つめなおすべき1ピースを見つけ、考え直す場として活用頂ければと考えております。

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