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日本経済の成長は、”再定義力”にあり【マーケティングを支えるのは、組織力とブランディング力】

この記事を読むのに必要な時間は約 5 分 3 秒です。

これまでの刀のすべてを語ろう/森岡 毅

森岡毅さんの書籍については、私も何冊か目を通しており、本ブログでも、紹介させて頂いているところです。

そんな、 森岡毅 さんについて、newspicksにて、動画配信がされておりましたので、動画を見て学んだことをまとめていきたいと思います。

以下は、動画のインタビュー項目となっております。45分間の動画では、ありますが、学べることが多くありました。

インタビュー動画の中では、45分間を通して、これまでの刀の歩みと、刀の役割、日本経済とマーケティングのかかわりについて、お話されています。

本記事では、私が感じ取ったことを整理していければと思います。

自分が残したいモノは何か?社会貢献の在り方を考える

自分が死ぬときに、あの世に持っていけるものは、何一つもないのだから、残せるものしかないというところから話が始まり、動画の中では、森岡さんが残したいものとして、「事業」と「思想」の二つが語られています。

自分が社会にどれだけの影響を与えることができたのか?が、存在意義だと考えるのであれば、自分がいなくても社会を成長させていく仕組みや価値観を残せたのなら、それは素晴らしいことですよね。

森岡さんは、これからの日本経済を成長させていくために、自分に何ができるのかを意識しているということを感じます。自分だけの利益、自社だけの利益だけでなく、社会としての利益、社会貢献の在り方を考えるのは、より視点が高いことの現れではないでしょうか。

マーケティングは一人では、成し遂げられない

森岡さんは、動画の中で、マーケティングは、理論やマーケッターの存在だけで成立しない。そこには、資金調達をするファイナンス、生産を統括する組織運営、R&D(研究開発)、営業が販売促進行動の一連の連係プレーにより、成り立つという趣旨の発言をされています。

冷静に考えると、当たり前の話ではあるのですが、理論が前のめりになり、現場への意識が薄れ、現実的ではない対策を立案し、現場の不満や疲弊してしまったは、意味がありません。

改革には、痛みは伴うのは当然ではあるのですが、意欲高く改革していくことができるフォローも大切ということですね。

森岡さんは、USJのV字回復をけん引されたわけですが、一つの組織にいて、変えられる範囲には、限界があると感じて、「刀」を立ち上げられたそうです。これも広い視野を持ち、日本経済の成長を考えているからこそと言えるでしょう。「刀」という、マーケティングに関しての色々な経験や職歴背景を抱える人たちの精鋭集団を作ることで、ある種、専属ではない、傭兵集団のような役割を担うことができるということでしょう。

マーケティング集団「刀」の強みと得意技

「刀」の強みとしては、二つあるそうです。

「刀」の強み①:会社にとってのビジネスドライバーをあぶり出す技術が体系化されている

ビジネスドライバーとは、会社にとっての勝つ確率の高い分野や、投資すべき領域のことです。

「刀」では、ノウハウが体系化されていることにより、最新鋭のマーケティング分析能力により、ビジネスドライバーをあぶり出すことができるようになっているとのことです。

森岡さんというカリスマ的存在がいなくても、回る環境が整えられているということですね。

一人のカリスマが支える事業は、承継問題や、カリスマの健康状態など、人的リスクを伴います。これを現役トップの森岡さんが醸成しているのは、非常に興味深いと思います。

「刀」の強み②:マーケティング改革を実行していく中での、痛みが分かるコミュニケーションができる

「刀」には、星野リゾートのV字回復をけん引した、佐藤大介さん、や、SK-Ⅱをブランディングをけん引した森本咲子さんほか、業界背景や経験が異なる人材が集結しています。現場でマーケティングに立ち向かっていたからこそわかる、改革を進めていく中でのその業界ならではの苦しみや痛みが分かるため、適格なフォローができるとのことです。

刀に求められている役割

「刀」は、 農林中金バリューインベストメンツ という投資助言会社と協業しています。ではなせ、「刀」が、投資に注目しているのかというところですが、これには、理由が二つあると感じました。

「刀」が投資に注目する理由①:日本人の金融リテラシーを向上させたい

森岡さんが日本人がお金を使わない理由として、将来に対する不安があるからではないかと言います。

デフレの中では、皆が将来に不安を抱き、収入を貯蓄に回せば、消費が冷え込み、より、経済が鈍化してしまいます。消費者の消費を促進し、経済を成長させるためにも、人々の金融リテラシーを向上させて、正しい貯蓄の在り方を提示することで、不明確な先行き不安を減らし、経済活性化を別の視点から支援したいという気持ちがあるのではないでしょうか。

「刀」が投資に注目する理由②:事業回復をできる範囲を広げたい

二つ目は、こちらのほうが、より本質的であると感じますが、経営改革が必要な企業の中には、決断力がある優れたリーダーがいる会社ばかりではなく、一歩踏み出すことに抵抗がある企業もあります。

そのような企業に対しても、救いの手を差し伸べるためには、意思決定の権限を握るために資本参加するという、あえて 強引な手段を取る必要も出てくるでしょう。

そんなときに、資本参加するための資金力が必要な場面もあるため、機関投資家と協業することにより、事業回復を可能にする範囲を広げることができるということでしょう。

気づいていない価値から、ダイヤモンドを発掘するのが、ブランディング

リフレーミングという言葉があります。これは、額縁や見方や視点を変えることで、見えていなかったダイヤモンドを発掘し、価値を見出していくという意味です。

モノの良し悪しは、文脈で決まります。場面場面や、環境を応じて、適した形にブランディングを行い、消費者に提供していくことが大切です。

興味深かったのが、「ダイヤモンドを発掘する」という表現にもある通り、企業が「これは恥だ」と考えているところにこそ、再定義すれば、ブランディングの基になる素材が眠っていることが多いという話でした。

例えていえば、丸亀製麺が、800店も展開しているにもかかわらず、セントラルキッチンを設けず、全店で、粉から調理していたことのブランディングの在り方です。

企業は、大事にしていた価値観である一方で、非効率で恥ずかしいと思っていたからか、あまり消費者に認知されていませんでした。

「刀」は、この企業が恥ずかしいけど大事にしていたことをうまくブランディングし、PRすることで、消費者の安心感や信頼につながり、事業回復を遂げたという話です。

モノ(うどん)を売っているのではなく、世界観を売っているという価値観を持ち、マーケティングしていくことが重要であることを学ぶことができるのではないでしょうか。

ハードルは跳ぶしかない

動画の最後のほうで、熱い話が展開され、動画のサブタイトルにもなっています。それは、失敗を恐れるなという話です。

興味深いのが、「ハードルは越えるしかない」ではなく、「ハードルは跳ぶしかない」と仰っていることです。ハードルは越えることができれば、もちろん良いことではありますが、越えることができず、転んでしまっても、挑戦したことことが経験として積みあがっていきます。失敗は財産になるということです。

「転んで泥まみれになっても、そこから見つけられることもある」という話は、非常に熱い話だなぁと感銘を受けました。

時には、リスクも恐れず、挑戦する勇気を持ち続けたいものです!

おわりに

私が、数年前に初めて勧められたビジネス書も、森岡さんの「 USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか? 」だったと記憶しています。動画を受けてのはじめての記事が、森岡さんというのも感慨深いものを感じます。

森岡さんの動画については、本記事は二日連続配信のうち、前編について、まとめたものですが、

後編については、以下記事にてまとめております。

なお、森岡さんの書籍についても、以下記事にてまとめております。

お楽しみに!

ではまた!

 

まとめノート

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税理士 ヒロ

経営者、数字が苦手な方に寄り添い、税務の立場から支援したいという思いから税理士を目指し、20歳の時に税理士試験に合格しました。 その後、資産承継、事業承継に特化した税理士事務所に入社し、日々顧客の満足とは何か、自分の成長の形とは何かを追い求め、7年目に突入しました。 こちらのブログでは、私の日々の学びやアウトプットを記事として投稿しておりますが、会社経営をされる方、新規事業を考えられる方、事業戦略を考えている方の少しでも参考になれば嬉しい限りです。 私のアウトプットを通して、足りないと感じていた1ピースや、改めて見つめなおすべき1ピースを見つけ、考え直す場として活用頂ければと考えております。

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