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目次
Baseconnectという、関西を引っ張るプラットフォーマ
皆様、Baseconnectという京都に所在するプラットフォーマー企業をご存じでしょうか?
大阪府出身であり、1990年生まれの國重侑輝さんが、2017年1月17日に設立された会社です。
その株主には、「newspicks」や、「SPEEDA」を展開するユーザベース社、 「みんなの就職活動日記」 や、メルカリの山田さんに楽天でのインターンを進めたことでも知られている伊藤将雄をはじめ、関西のVCや金融機関から、13億円以上の資金調達に成功しています。
2020年2月4日には、さらに追加で数億円の資金調達することが発表されました。
結果、設立3年ほどで、約18億円の資金調達をしています。
そんな、 Baseconnect 社が成長している要因や評価されている理由を考えてみようと思いました。
ちなみに、私は、テクノロジーに関する知識ついては、ほんの少しかじっているものの、あくまで税理士でしかないため、素人であることをお忘れなきようお願いいたします。
ということで、こちらの記事は、企業の成功要因や、これからのビジネスの形などを、不定期、かつ、独断と偏見により読み解こうとするものです。
Baseconnect社と京都

そもそも、Baseconnect社とは、何をしている会社なのかということですが、同社は、「世界中のデータを繋げることで、ダイレクトに必要な情報にアクセスできる世界を作る」をミッションに、企業の営業リスト作成支援ツールや、企業データベースを展開しています。
そんなBaseconnect社が本社を構えるのが、京都府です。
京都府と言えば、一つ前の記事でも取り上げたハード業界での広い意味でのプラットフォーマーと言える任天堂が本社を構えている地です。
私自身関西に身を置くビジネスパーソンの一人として、勝手ながらBaseconnect社が、次世代の任天堂になってくださるのではないかと期待しております。関西からユニコーン企業が生まれてくれれば、嬉しい限りです。
なお、ユニコーン企業とは、 ウィキペディア情報によると、 評価額が10億ドル以上の未上場のスタートアップ企業。「創業10年以内」「評価額10億ドル以上」「未上場」「テクノロジー企業」といった4つの条件を兼ね備えた企業を指す。 とのことです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%8B%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%B3%E4%BC%81%E6%A5%AD_(%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%B3%E3%82%B9)
日本で認知されているユニコーン企業には、メルカリがありますが、日本では、ユニコーン企業が育ちにくいなどと言われています。とりあえず、条件厳しすぎますよね、、、笑
ユニコーン企業になることだけが、成功の形などとは決して思いませんが、Baseconnect社には、ぜひ関西初のユニコーン企業になって、関西を盛り上げてほしいなと思います。
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私が、Baseconnect 社の強みとして考えていること
Baseconnect 社が展開しているツールとしては、2つあり、「Musubu」と、「 Baseconnect 」を展開しています。なお、機能の説明については、 Baseconnect 社のパンフレットやホームページから読み取れることをベースに整理しているのみであり、私はまだ本格的に利用したことはありません。
自分の勉強と知識のバックアップのために、こちらの記事を作成している点ご理解頂ければ幸いです。
「Musubu」
まず、「Musubu」は、営業支援ツールとして、100万社以上の企業データベースから、営業先リストを作成することができます。営業案件の進捗や状況を管理して、社内で共有することも可能ということです。
25以上の絞込項目により、数千件のリスト作成を30秒から数分で行うことができるようです。

さらに、売上や営業内容などの企業情報、最新のニュースも合わせてチェックできるということです。
利用については、SaaS型のサブスクモデルになっており、どこからでもアクセスできる仕様になっています。
私は、顧客管理ツールである「セールスフォース」の進化系という位置づけだとイメージしています。
さらに、「Musubu」は、何人で利用しても、どれだけ利用しても定額です。これは、営業管理ツールとしては、珍しいと言えるのではないでしょうか?
料金プランについては、毎月何件ぐらいを取得するかにより、決められており、無料プランも用意されています。利用開始に伴って、高額な利用料がいきなり発生しないのは大きいですね。

取り寄せたパンフレットによると、以下の比較表が準備されていますので、参考にしてみてください。

ホームページ内にある、導入事例を複数確認しても、細かいターゲティング設定により、効率的な営業ができるという声が多数を占めています。
新規事業を開発するうえで、営業先の選定を効率的に行うことで、展開力を加速させる効果が圧倒的ということです。
さらに、過去の営業アプローチ履歴や成約企業の特徴、業界動向などを分析・学習することで、成約の可能性が最も高い企業を人工知能が提案してくれ、トップ営業が行なっているターゲティング手法をアルゴリズムに落とし込み、誰でも質の高い営業リストが作成できるそうです。
データドリブンマーケティングができるように、AIも積極的に活用されているということですね。
他にも、利用の声で多いのが、「Musubuだけで完結する」、「使いやすい」、「ユーザーのことを意識したデザインになっている」という声もあります。
クラウド型のSaaSを基にするサービスは、以前の記事でも取り上げたとおり、シェアの拡大や、顧客へのフィッティングにより、成功体験を積み上げていくことが大事なのですが、有名企業の利用の声が多数掲載されているように、導入企業はどんどん増えているようですし、利用データはさらに積み上がり、さらなる改善を繰り返すことで、より、高評価の声は高まってくるのではないかと思います。
なお、Musubuの説明ページでは、データベース追加情報がリアルタイムで更新されており、非常に面白いです!

リアルタイムで確認したい方は、こちらから
https://sales.baseconnect.in/?utm_source=baseconnect.in&utm_medium=referral
Baseconnect
会社名と混同しそうで、ややこしいですが、「Baseconnect」というツールも展開しています。
こちらは、「Musubu」の基にもなっているのでしょうが、企業のデータベースが、ホームページ上で、検索できる形で、公開されています。
こちらも、業種や資本金、売上高のほか複数の項目から企業の情報を検索することができますし、具体的な企業から検索をかけることもできます。
私がこちらのサービスについて、強いなと思う理由が2点あります。
一つ目が、なんといっても、SEOに強いということです。どういうことかというと、企業ごとに記載している情報は、ほんの一部であったとしても、大量の企業情報を無料でホームページ上に展開していることで、企業について、知りたいと思って調べた人たちが、「Baseconnect」のホームページにたどり着く釣り針になっているということです。
二つ目が、「Musubu」の導入ツールとして展開しているため、詳しい情報が見たい方は、Musubuに登録したい仕掛けになっている点です。
つまりは、エビで鯛を釣るという効果を生んでいるということです。
おわりに
再三申し上げますが、Baseconnect社には、関西初のユニコーン企業になってくれるものと期待して、私は心から応援したい気持ちもあり、こちらの記事で取り上げました。
私は、利用者でも、Baseconnect関係者でもなんでもありません笑
成功しているプラットフォーマーの形を分析したかったというのもありますが、純粋な応援の気持ちが大きいです。
私も「Baseconnect」同様、関西から税務業界を盛り上げる存在になることができれば、嬉しい限りです。
今後も動向を見守り、応援していきたいと思います!
ではまた!
税理士 ヒロ
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