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人財育成のあり方を考える【最高のコーチング】

この記事を読むのに必要な時間は約 3 分 16 秒です。

最高のコーチは教えない/吉井理人

私もあまり、最近の野球に詳しいわけではないですが、吉井理人さんと言えば、投手として、日本球界、メジャーでも活躍されていた印象があります。

その吉井選手が、現役引退後大学院で、コーチング理論を研究していたことまでは知りませんでした。しかも、修士課程まで授与されているとのことでした。

そんな吉井さんのコーチングについての書籍に今回触れることとしました。

コーチの姿勢から、管理職の姿勢や、経営者の姿勢まで感じ取ることが目的です。

この書籍から学べること

コーチの在り方

指導行動と育成行動のバランス

コーチングを行う際の手順

コーチの在り方

まず、大事なこととして、コーチの在り方を考えることです。

コーチの一番の仕事は、相手が自分で考え、課題を設定し、自分自身で能力を高められるように導くことです。つまり、教えすぎては、主体性が育たないということです。

それでは、どのように主体性を持たせるのか?

以下のことが大事と触れられていました。

・余計な一言を言わない→コーチの発言影響力をしっかり考える。

・ミスは絶対に叱らない。本気を出さないとき、手を抜いたときにだけ叱る。

・感情をコントロールし、態度に出さないことで、相談しやすい雰囲気づくりをする

・差別化を歓迎し、一人ひとりに色を持たせることで、相乗効果を醸成する一方で、チームがバラバラにならないようにバランスを保つ

・目先の結果だけでなく、大きな目的を設定させる→大局観を意識させ、目先のノルマだけで判断させない

・仕事ができて、人間としても尊敬される人育てる

何が、相手の成長につながるのかを意識することが大切ということでしょう。

指導行動と育成行動のバランス

バランスを語る前に、指導行動と育成行動とは何か?ということですよね。

指導行動とは、技術的なスキルを身につけさせ、パフォーマンスを高めるためのコーチングといったところです。

育成行動とは、技術面以外の、社会的、心理的な成長を促すためのコーチングといったところです。

成長の段階によって、この振り分けが異なるという理論があるとのことでした。

段階的に追っていくと、

・ルーキーや、新人には、指導行動を優先する必要があるとのことです。技術面が何も分かっていないと何も始まらないといったところでしょう。

・中堅という立場の相手には、指導行動と育成行動のバランスを考え、両軸でコーチングする必要があるとのことです。精神面も醸成していく段階ということでしょう。会社で言えば、外に出始めた人たちに、会社の顔としてのあるべき立ち振る舞いを本当の意味で理解してもらうことは重要ですよね。仕事だけできても、人格が評価されないと、会社としての印象を悪化させる要因にもなるためです。

・上級の立場の相手には、育成行動を中心にコーチングする必要があるとのことです。技術が身についてくると、どうしても自分への驕りや初心を忘れたりしがちです。そこで、社会人格としてあるべき姿勢を今一度見つめなおしてもらうというところでしょう。

・そして、最終超上級のスタープレーヤーには、もう何もコーチングしないというのが、正しい姿勢ということでした。本当に困ったときに、相談に乗れるという姿勢さえ示しておけば、あとは、自主性を持って、成長してくれるということでしょう。

この指導行動と育成行動を行う中で、相手に、クリアしやすい課題を設定させ、小さな成功体験を積み上げて、成長していく過程を支援していくという姿勢が最高のコーチングではないかとのことでした。

コーチングを行う際の手順

最後に手順の話です。

手順は、一に、観察、二に、質問、三に、代行という順序となります。

順を追っていくと、

観察で、周囲から相手の特徴をしっかりリサーチし、タイプを把握する

質問で、相手の客観視のレベル、言語化のレベルを把握し、的を得た質問や、否定せず肯定する姿勢、選択権を相手に与える質問をすることで、「自分で選ばせてくれた」、「自分を尊重してくれた」という信頼関係を構築する

最後に代行で、自分が相手の立場、思考、環境に置かれた際にどう行動するのかを考え、相手に合わせたオーダーメイドによる伝え方で、アドバイスする

という手順です。

相手のことをよく観察し、質問により関係が構築できているからこそ、相手にとっても、聞き入れる態勢が整っているということなんですね。

ここで、重要なのが、「自分なら」という視点で、すべてを自分中心で考えるのではなく、人によって背景はすべて違うことをよく理解し、あくまでも「相手目線」という視点を持つことです。

この書籍から学んだこと

私は、教えすぎることがよくあります。もっと言えば、スケジュールを考えて、仕事を引き上げることすらよくあります。

それでは主体性が育たないことを理解はしていたつもりでしたが、この書籍を通して、体系的に理解できました。

相手の段階によって、教え方も異なるということで、コーチングの難しさを認識しなおしました。

また、紹介は省きましたが、コーチングによる伝え方のミスにより、選手生命を変えてしまった多くの事例を通して、自分の発言の影響力を改める必要があると感じました。

組織中での立場という意味での認識レベルは、昇格に伴って、影響力を意識すべきなのですが、私を含め、これを客観的に理解できている人は意外と多いのではないでしょうか?

コーチングの立場を今一度考え直し、自分の教え方や発言で、相手の人生まで変えてしまう可能性があることをしっかりと理解し、責任感がある社会行動があると肝に銘じることとなりました。

組織管理の一助になれば幸いです!

ではまた!

まとめノート(時間がない方は、これだけ見てもOK!)

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税理士 ヒロ

経営者、数字が苦手な方に寄り添い、税務の立場から支援したいという思いから税理士を目指し、20歳の時に税理士試験に合格しました。 その後、資産承継、事業承継に特化した税理士事務所に入社し、日々顧客の満足とは何か、自分の成長の形とは何かを追い求め、7年目に突入しました。 こちらのブログでは、私の日々の学びやアウトプットを記事として投稿しておりますが、会社経営をされる方、新規事業を考えられる方、事業戦略を考えている方の少しでも参考になれば嬉しい限りです。 私のアウトプットを通して、足りないと感じていた1ピースや、改めて見つめなおすべき1ピースを見つけ、考え直す場として活用頂ければと考えております。

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