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贈与税の仕組みについて教えて?

この記事を読むのに必要な時間は約 2 分 35 秒です。

贈与税を一言で言うと

今回は、贈与税の仕組みについて、説明していきます。

贈与税については、そこまで複雑な話は出てこないので、さらっといきましょう!

贈与税を一言で言うと、 「誰かから財産を貰ったときに払う税金」 でしたね。

贈与税ができた背景

内容に入る前に、相続税が遺せば遺すほどに対して、贈与税は動かしたものに税金がかかる?

どうしてだと思いますか?

頭が良い人は、お気づきかと思いますが、もし贈与税が無ければどうなるでしょうか?

財産遺せば税金かかるなら、生前に全部子どもたちに移せばいいですね!となってしまいますね1第二次世界大戦終戦直後の1年は、贈与税が存在せず、そういったことも起こったみたいですよ笑 どうでもいいように見えて、これが結構大事だったりします。税務署的には、贈与税払ってもらえなかった分は、なんとか相続税で回収できる方法がないか誘導してくる人達もいますからね。。。

贈与税のポイント

それでは、内容に入っていきます。贈与税のポイントは、3つです。

①動かす財産が多ければ多いほど、税金が増える

②贈与税がかからない110万円までの枠は、受け取った人ベースで判断

③110万円以上の財産を一気に動かしても、税金が安くなる特例が複数用意されている

動かす財産が多ければ多いほど、税金が増える

まずは、①についてです。相続税だけでなく、贈与税についても、受け取る財産額が多ければ多いほど税率が上がっていきます。これは大丈夫ですね?

贈与税がかからない110万円までの枠は、受け取った人ベースで判断

続いて、②については、110万円、110万円とよく聞く数字かも知れないですね。よく言われるのは、110万円までしか贈与はしてはいけないんですよね?という質問です。そんなことは決してありません。 えっ!けど110万円超えたら、贈与税払わないとダメなんですよね?

そうです。そうではあるんですが、もう一度相続税のポイントを思い出してください。

相続税率は遺せば遺すほど税率があがり、10%~55%までの幅があるんでしたよね?

ということは、財産をたくさんお持ちの方の場合、たくさん遺しているとたくさん税金を取られんだから、それよりも安い税率で動かすのであれば、贈与税を払ったほうがトータル有利!ということになるのです。

これを簡単に数字で見てみましょう。相続税率50%の規模の財産を持っている方が、1,000万円贈与を行った場合を考えてみましょう。

相続税であれば、1,000万円に対して50%なので、500万円が税金ですね?

これが、1,000万円の贈与だと、贈与税は、231万円です。(20歳以上の子どもや孫への贈与であれば、177万円です。)

同じ財産の承継なのに、269万円も違いますね。(20歳以上の場合だと、323万円も違う)

これを10年続けると、5人に対して行うと・・・というのが、生前贈与対策の効果です。

もちろん、110万円の贈与を数十年続けるのが、贈与税も払わなくて一番有利でしょ!という意見もあります。だけど、期間もかかりますし、若くから渡し始めるのって難しいですよね?高齢になると、元気でも認知症をわずらってしまえば、贈与すること自体できなくなってしまいますよね?なので、お金を動かせる期間ある程度限られてくると思うんです。

なので、生前贈与の対策は、ある程度期間を決めて、相続税よりも安くなる最適な贈与額で次世代に承継していくのが良いと言われる理由は、そこにあります。人生100年時代でも認知症のリスクは変わらないですからね。

顧問税理士の先生に相談して、最適な贈与額を試算してもらいましょう!

110万円以上の財産を一気に動かしても、税金が安くなる特例が複数用意されてい

最後に③については、参考程度の話で構いませんが、生前贈与については、いくつか特例が用意されていて、障害者に対する贈与の一定額の非課税、配偶者への居住用財産贈与の一定額の非課税、住宅資金、結婚資金、教育資金贈与の非課税、相続時精算課税贈与制度などがあります。

特例という響きのお得感で使えるものは使っておこうと思いがちですが、使うと逆に税金が増えたり、めんどくさくて手続きの手間が増えるだけのものもあるので、特例適用には、十分ご留意ください!このあたりもまた別の機会で説明しようと思います!

いかがだったでしょうか?

贈与税の基本について、理解の一助になったのであれば、幸いです!

ではまた!

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税理士 ヒロ

経営者、数字が苦手な方に寄り添い、税務の立場から支援したいという思いから税理士を目指し、20歳の時に税理士試験に合格しました。 その後、資産承継、事業承継に特化した税理士事務所に入社し、日々顧客の満足とは何か、自分の成長の形とは何かを追い求め、7年目に突入しました。 こちらのブログでは、私の日々の学びやアウトプットを記事として投稿しておりますが、会社経営をされる方、新規事業を考えられる方、事業戦略を考えている方の少しでも参考になれば嬉しい限りです。 私のアウトプットを通して、足りないと感じていた1ピースや、改めて見つめなおすべき1ピースを見つけ、考え直す場として活用頂ければと考えております。

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